MENU

人類最大の発明は「0」だった?数字の概念を変えた「ゼロ」の真実!

0の概念

皆さんは「人類最大の発明」って何だと思いますか?

スマホ、パソコン、テレビゲーム

それとも、火薬、羅針盤、活版印刷…

歴史を振り返ると、数多くの発明が思い付きます。

しかし、こうした人類が生み出した発明の数々は「ある概念」が無ければ誕生しなかったかもしれません。

その概念とは数字の0(ゼロ)です。

パラバース博士

結論、0の概念こそ人類最大の発明であり「0」を上回る発明は今後誕生しないと思っています。

パラバース博士

なぜ「0の概念」が人類最大の発明なのか?本記事は「0」の偉大さを徹底解説します!

目次

そもそも、数字の0(ゼロ)とは?

0(ゼロ)は何も無いことを表す数字。

「2022年」「午前10時」「300個」など、日常のあらゆる場面で「0」は使用されています。

そんな馴染み深い0ですが、数学が誕生したのが紀元前2500年に対して、0の誕生は西暦628年とかなり後に誕生したことが分かります。

数学が誕生してから3000年以上も後に「0」が誕生したのはなぜですか?

パラバース博士

それは「0」と言う考え方が異常だからです。

数字の「0」は異常?

まずは、下の画像をご覧下さい。

パラバース博士

↑何人いるか答えて下さい。

3人です。

続いて以下の画像をご覧下さい。

パラバース博士

↑何人いるか答えて下さい。

え?誰もいないですよね?

パラバース博士

それです!何も無いときは「0」を使わないのです。

「0人いる」「0個ある」と思わない

目に見える物体があれば1、2、3個と表現するはず。

しかし、何もない無の状態であれば「0個ある」などの表現はしません。

何も無い&存在しない場合は「無い」「空っぽ」などと表現するのが一般的です。

もし「りんごが0個ある」と表現すれば「みかんだって0個ある」と言えてしまうので、意味の分からないことになります。

つまり「0」の表現は使わなくて当たり前なのです。

「0」の発見は遅れた理由は、無いものに概念を持たせる発想が異常だったからなのね?

パラバース博士

その通り!存在しないものに概念を与える驚くべき発想が「0」なのです。

0」が人類最大の発明である理由

人類が生まれて約500万年経ちますが「0」が誕生したのは、西暦628年とかなり最近です。

ただ「0」は歴史の浅くても人類の発展に大きく貢献しました。

むしろ「0」があるから今の生活があると言っても良いほど。

うーん、0の何がすごいのか?よく分からないです💦

パラバース博士

ではここから、0が人類最大の発明である理由を独断と偏見を交えて解説します。

数の「表記」と「認識」が簡単になる

10進法は「0」から生まれた

10進法とは「0〜9」の数字を使った表記方法で、数字の「0」があることで成立します。

もし「10進法」が無かったら、数の表記と認識が困難になってしまいます。

パラバース博士

実際、0が存在しない1〜9だけで数を表記してみましょう。

10進法で「10個」だけど

りんごの数を0を使わずに1〜9の数字だけで表記して下さい。

0を使わない表記は「9+1」みたいな感じでしょうか?

パラバース博士

正解です!ではこちらはどうでしょう?

10進法で「43個」だけど

りんごの数を0を使わずに1〜9の数字だけで表記して下さい。

えーと…💦スマホ使わせて下さい!

分かりました!「9+9+9+9+7」です。

パラバース博士

正解です!ただ、スマホの電卓は10進法なので「0」を使っちゃいましたけどね。

「0」がないと数の表記と認識が困難

43個のりんごは、10進法であれば「43」と2文字だけで表記可能です。

しかし、1〜9だけで数を表記すると「9+9+9+9+7」と9文字をも使ってしまい大幅なロスとなります。

さらに「9+9+9+9+7」がどれぐらいの数なのか?計算が得意な人でないと認識が困難になってしまいます。

パラバース博士

10進法に限らず「2進法」や「20進法」なども、0のおかげで数の表記と認識が容易になっているのです。

私たちが「普通に計算」できるのって0のおかげなのね。

大きな数でも簡単に表記できる

0が無い「漢数字」

漢数字には0が無いので、一・十・百・千・万・億・兆・京・垓・穣・溝・澗・正・載・極…

と、桁(けた)が増える度に新たな漢字を使用します。

しかし、巨大な計算を行う場合は、数に限りのある漢数字では表記できない「限界」があるのです。

実際、漢数字は無量大数(10の88乗)以上は存在しません。

0の無い数字の弱点

パラバース博士

桁が増えるほど表記が困難&不可能になるのは、漢数字の大きな弱点と言えます。

しかも「桁の漢字」も覚えなきゃいけないから大変💦

パラバース博士

しかし、この問題は全て「0」が存在するアラビア数字で解説可能です。

アラビア数字=普通の数字

  • 覚えるのは「0123456789」だけ
  • 桁数に限界は存在しない
パラバース博士

どんなに桁が増えても、どんな巨大な数でも「0」があれば全て表記可能です!

(理論的にですが)

メルセンヌ素数は「2486万桁」

もし、漢数字でメルセンヌ素数を表記しようとすると、数千万個の漢字を使う必要があります。

数千万文字以上の漢字を使って、漢数字でメルセンヌ素数を表記するなんてもはや不可能。

しかし、0の存在でいくらでも桁を増やせるアラビア数字であれば、2486万桁のメルセンヌ素数でも表記可能になるのです。

パラバース博士

数&桁の限界と取り払い、大きな数でも簡単に表記できるのは「0」のおかげなのです。

人類の歴史を変えた発明の材料

パイオニアの発明とは

「スマートフォン」は携帯電話とパソコンを組み合わせた製品なので、パイオニアではありません。

携帯電話も固定電話を小型化させただけなので、やはりパイオニアではありません。

  • 固定電話の前は「マイクロフォン」
  • マイクロフォンの前は「発信機」
  • 発信機の前は「モールス信号」
  • モールス信号の前は…

元を辿れば真のパイオニアにたどり着きますが、真のパイオニアは目に見える物ではなくなります。

なぜなら、発明の元となる真のパイオニアは、理論&方程式になってしまうからです。

パラバース博士

私が思う、真のパイオニアである理論&方程式は以下の通り。

歴史に名を残した有名な理論&方程式

  • 「相対性理論」は原子力を生み出した
  • 「万有引力の法則」は飛行機を生み出した
  • 「マクスウェルの方程式」は電球を生み出した

など

(直接発明に関わった訳ではありません)

真のパイオニアと呼べるのは人類の歴史に名を残す発明ばかり

そして、これが何を表すのか?

パラバース博士

「万有引力」や「相対性理論」レベルの理論&方程式は、その発見に至るまでに「0」が使われています。

「相対性理論」の計算の一部

{\displaystyle c^{2}(t_{1}-t_{2})^{2}-|{\boldsymbol {x}}_{1}-{\boldsymbol {x}}_{2}|^{2}=0}

「万有引力」の計算の一部

G = 6.67259 \times 10^{-11} \mbox{m}^3 \cdot \mbox{s}^{-2} \cdot \mbox{kg}^{-1}
パラバース博士

↑ご覧の様に「0」が使われていることが分かります。

しかも、10進法で計算されてますよね?

人類を豊かにした発明は「0」が使われている

「0」はこの世の発明の根本であり、全ての発明の材料になっています。

歴史に名を残す発明の数々は、我々人類に豊かな暮らしを与えました。

人類を豊かにする発明は「0」の存在があってこそなのです。

パラバース博士

もし、0が存在しない世界だったら、今だに石器時代の様な生活をしていたかもしれません。

今ある豊かな生活も「0」のおかげなのね!

コンピューターは「0」がないと機能しない

パラバース博士

人間を凌駕する計算速度を発揮するコンピューターですが、その構造は以外とシンプルです。

コンピューターの構造は「0」と「1」の2進法

  • 電気が止まる=0
  • 電気が通る=1

つまり、コンピューターは「0」と「1」しか理解できないことが分かります。

コンピューターは2進法で計算してる理由は、電気が流れる&止まるの2択しかないからなのね?

パラバース博士

その通り!コンピューターは「0」と「1」の2進法で全てを表現しているのです。

「0」を与える必要がある

コンピューターは「0」を与えないと機能しません。

なぜなら、2進法しかできないコンピューターから0を取ると「1」しか残らないからです。

1だけでは「計算できない」「何も表現できない」状態なので、もはやコンピューターどころではありません。

パラバース博士

電気が止まった状態を「0」に置き換えているからこそ、コンピューターは機能しているのです

なんかコンピューターがすごい訳ではなく「0」がすごいって感じてきた!

まとめ

私たちって、普段から何気なく「0」を使っているけど、0を詳しく知るとすごい数字ってことが分かりました!

パラバース博士

この記事を最後まで読んでくれた方へ「0は発明の母」だと思ってほしいです!

そもそも「0」は誰が発明した?

数字の「0」の発祥はインドとされていますが、あくまで記述に残っている上での話です。

それ以前からも、地球のどこかで0の概念は使われていた可能性は十分あります。

もしそうだとしたら、0の概念を一番最初の発見して利用したのは誰なのか?

それは歴史だけが知る事実と言えます。

あわせて読みたい
10進法は不便?12進法を使わない理由とは?合理的で美しい数え方はどれ? 物を数える時、計算する時、多くの人は十進法(10進法)を使用しているはず。 もはや、日常生活において当たり前の十進法ですが 十進法よりも十二進法の方が美しい数え方...
科学雑誌Newton(ニュートン)
科学雑誌Newton(ニュートン) 科学雑誌『Newton(ニュートン)』は,最新の科学情報をわかりやすくビジュアルにお届けします。やさしく再編集した『Newtonライト』や,テーマごとに編集された『Newton別...
広告
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (7件)

コメントする

目次