MENU

ブラックホールが誕生するまでの過程を解説!イラスト付きで分かりやすい!

ブラックホール できるまで 誕生

光さえ逃れられない宇宙の墓場「ブラックホール」

皆さんは、ブラックホールがどうやって作られるのかご存知でしょうか?

誕生まで経緯を知ることで、ブラックホールの正体が大まかに知ることができます。

パラバース博士

今回は、ブラックホールができるまでの過程をイラスト付きで解説します。

本記事を読んでほしい人

  • ブラックホールを簡潔に知りたい
  • 難しい情報は全て排除してほしい
  • 大体分かればOK
目次

そもそも、ブラックホールとは

2019年に初めて撮影されたブラックホール
パラバース博士

結論、超高密度で強力な重力を有している天体を「ブラックホール」と呼びます。

大元は「恒星」

ブラックホールは元々「恒星」であり、恒星の最末期の姿がブラックホールなのです。

しかし、全ての恒星がブラックホールになる訳ではなく、極めて大質量の恒星だけがブラックホールになると言われています。

つまり、恒星が寿命を迎えるとブラックホールになるってことね?

ブラックホールができるまで

パラバース博士

では、ここからブラックホールができるまでの過程を見ていきましょう。

恒星の「放出」と「凝縮」

核融合によってエネルギーを「放出している」

恒星は主に水素はヘリウムで構成されていて、核融合反応を起こすとこで膨大なエネルギーを生み出しています。

そして、恒星の核融合で生まれた膨大なエネルギーは、恒星の外側(宇宙空間)に排出しています。

恒星の重力で「内側に凝縮している」

恒星はエネルギーを放出していると共に、恒星の重力によって中心部分に向かって凝縮しています。

「放出」と「凝縮」のバランスが大事

恒星は「エネルギーの放出」と「重力による圧縮」で、均衡に保たれていたのね?

パラバース博士

その通り!では、放出と凝縮バランスが崩れるとどうなるのか?次の項目で見て見ましょう。

核融合の終了「超新星爆発」

核融合が終わると

恒星の核融合は永遠に続くものではなく、いつか終わりを迎えます

核融合が終わると、エネルギーが排出されなくなり「放出」と「凝縮」のバランスが崩れることになります。

そうなると、重力による「凝縮」だけが残り、恒星の核は破壊されてしまいます。

秒速7.5万kmの凝縮

核が破壊された後、光速の4分の1(秒速7.5万km)の速度で凝縮します。

急激な凝縮によって、中心部分では物質と物質が激しくぶつかり合うことになります。

パラバース博士

では、秒速7.5万kmの速さで物質と物質がぶつかるとどうなりますか?

強い衝撃が起きますよね?

パラバース博士

その通り!凝縮の衝撃で大爆発を起こすのです。

パラバース博士

恒星最後の姿である大爆発は「超新星爆発」と呼ばれます。

「超新星爆発」って聞いたことあります。

超新星爆発後の画像

超新星爆発を起こした後…

  • 太陽質量の3倍以下だと「中性子星」になる
  • 太陽質量の3倍以上だと「ブラックホール」になる
パラバース博士

「中性子星」と「ブラックホール」の違いは以下の通り。

「核」が潰れているorいないってことね?

ブラックホールの完成

ブラックホールの想像図

ブラックホールができる2つのパターン

超新星爆発を起こした後、そのままブラックホールになるケースもありますが、

中性子星がエネルギーを放出し切った後にブラックホールが形成されるケースもあります。

  • 爆発後、そのままブラックホールになる
  • 中性子星になった後、ブラックホールになる
パラバース博士

以上がブラックホールができるまでの過程でした。

分かりやすい説明ありがとうございました。

ブラックホールの種類

  • 恒星質量ブラックホール(太陽質量の10倍以下)
  • 中間質量ブラックホール(太陽質量の1000〜1万倍)
  • 超大質量ブラックホール(太陽質量の100万〜10億倍)

ブラックホールはいずれどうなる?

あの、ブラックホールは永遠に存在し続けるんですか?

パラバース博士

いえ、ブラックホールにも終わりがあると言われています。

未来のブラックホール

  • 大爆発して消える
  • 宇宙全体を飲み込んで「無」になる

どちらも「説」であり断定できる根拠はありません。

「無」になるってすごいですね。

あわせて読みたい
あるけど見えない?ダークマターの正体とは?人間が観測できない理由を解説! 「物体」とはなにか? スマホ、ラーメン、犬、酸素、コバルト、など これらは全て、物体であることは言うまでもありません。 こうした「物体」は人間が観測できるからこ...
国立天文台(NAOJ)
天の川銀河中心のブラックホールの撮影に初めて成功|国立天文台(NAOJ) 国際研究チーム「イベント・ホライズン・テレスコープ(EHT)・コラボレーション」は、地球規模の電波望遠鏡ネットワークを使って、私たちが住む天の川銀河の中心にある巨...
広告
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次