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惑星移住計画!人類が住める星とは?太陽系の天体をご紹介します!

「惑星移住計画」とは、地球外の惑星&衛星に人類を移住させる計画の事です。

今までは、SFでしか取り上げられない空想の世界の話でした。

しかし、宇宙開発が進むに連れて、惑星移住計画も単なる作り話ではなくなっています。

惑星移住計画の中には、極めてハイリスクな意見や、将来を見据えた真面目な意見まで様々。

では、人類はどの惑星&衛星に移住するのか?

パラバース博士

太陽系内における惑星移住計画とは何か?候補となる天体をご紹介します。

目次

地球外の惑星に移住をする目的

あの、なぜ惑星移住が計画されているの?

パラバース博士

それは、人類が深刻な問題に直面しているからです。

人口増加問題

全世界の人口は2023年で79億人となっています。

2030年に85億人・2050年には97億人・2100年には109億人と増加していくと考えられています。

当然、地球内で居住地(土地)が必要となりますが、人口が増えるとその居住地も限られてきます。

人口の増加と共に、地球上の居住地も限られているのが現状です。

食糧問題

人口が増えれば食料消費も増加し、農地確保の問題もでてきます。

現在、地球ではこれ以上の農地確保は限界と言われており、食糧を調達する上での農地の確保が大きな課題になっているのです。

パラバース博士

「人口増加問題」と「食糧問題」は非常に深刻で、古くから地球外惑星の移民計画は研究されているのです。

宇宙移民の候補となる天体

火星移住の想像図

もちろん、どんな天体でも人類が移住出来る訳ではありません。

残念ながら、地球以外に人間が安全に生活出来る環境の惑星&衛星は発見されていないのです。

パラバース博士

もし、他の惑星&衛星に移住する際は何らかの対策が必要となります。

パラバース博士

この項目では、移住候補となる天体と、その方法を詳しく解説します。

火星

パラバース博士

惑星移住計画において、火星は最も注目を浴びています。

パラバース博士

NASAも「地球から4000万マイル離れた火星に人類の第2の故郷が見出されることを期待している」という声明を発表しています。

火星移住のメリット

火星の1日は24時間39分なので、地球の1日とほとんど変わりません。

地軸の傾きも地球に似ているので、火星にも四季が存在します。

さらに、火星には地球の生命に必要な元素が豊富に存在する事も明らかになっています。

火星移住のデメリット

火星の地表は真空同然なので、居住地は建物内に限ります。

また、重力が地球の三分の一ほどしかないので、低重力における健康面の問題が指摘されています。

幻の「マーズワン計画」

実は、人類が火星に移住する計画が存在したのです。

これは、マーズワン計画と言われアメリカのNASAがオランダの非営利団体「マーズワン」と提携し、火星への移住希望者を募集しました。

早ければ2031年には先陣をきって4人が人類初となる火星に移住する計画でしたが、資金の確保が困難になり2019年の1月にマーズワン計画は破綻してしまいました。

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月移住のメリット

月への移住計画の最大のメリットは「地球から近い」事です。

距離の近さは物資の運搬の時間とコストを大幅に減らす事ができます。

地球からの物資の運搬も容易で、短時間で居住地の建設が可能なのです。

また、不測の事態が起きても距離が近ければ、比較的短時間で地球に帰る事もできる点も魅力の1つ。

パラバース博士

以上の点から、月への植民計画は火星以上に期待が寄せられていたのです。

「寄せられていた」って事は、今は違うんですね?

月移住のデメリット

月は大気が無い真空状態なので、居住地は建造物の中になります。

さらに近年の研究で、月には人類が生きて行く上で必要な元素が極めて少ない事実も明らかになったのです。

パラバース博士

元素の少なさが仇となり、地球外の移住候補は「火星」に注目が集まる事になったのです。

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水星

水星移住のメリット

水星が移住最大のメリットは、距離的な観点から膨大な太陽エネルギーを得る事ができる点です。

また、地下に貴重な鉱物が大量に存在する可能性があるので、鉱業的な意味でも期待が寄せられています。

水星移住のデメリット

水星は、昼間が400℃以上、夜は−180℃と、極めて過酷な環境なので、居住地を作るならば、極地域限定になってしまいます。

さらに、居住地も過酷な環境に耐えられる様に、頑丈な作りにする必要があります。

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金星

金星移住のメリット

金星と地球は重力が近く、低重力における身体への負担がほとんど無いと考えられています。

さらに、月に次いで地球から距離の近い天体なので、資材や人材の輸送の負担も少なくなります。

地表の温度は460℃、大気圧は地球の90倍と過酷ですが、高度50㎞だと温度が0~50℃なので人類に比較的適した環境になっています。

金星の主成分である二酸化炭素は空気よりも重いので、フローリングシティと呼ばれるドーム状の空中浮遊都市を建設する構想が考えられています。

金星移住のデメリット

金星の上空は猛毒の硫酸の雨が降っているため、居住地の硫酸対策は必須になります。

いつか、地球を脱出する必要がある?

遠い未来の話ですが、太陽が徐々に膨張していき地球は灼熱の惑星になる運命にあります。

その時、人類が存在しているかは分かりませんが、いつか訪れる人類滅亡の危機を脱するには、他の天体に移住するしか方法がないのです。

パラバース博士

果たして人類は、地球外の惑星&衛星に移住するのか?その前に滅亡するのか?それは未来だけが知る事実と言えます。

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