何気ない日常生活において、多くの人が数字の「3」に騙されている事実をご存知でしょうか?
実は、数字の「3」は人を魅了し、そして人を惑わす不思議な力があるです。
数字の「3」は味方になれば頼もしいけど、敵に回すと恐ろしい!
3に秘められた驚くべきパワーとは何か?
今回は、数字の「3」がどれだけ人間に大きな影響を与えているか?詳しく解説させて頂きます。
数字の「3」に秘められた不思議なパワー
数字の「3」はあらゆる場面で使用されています。例えば、
よく聞く「3」
- カウントは3・2・1でスタートする
- 世界3大〇〇
- 映画は3部作が多い
- カップ麺の待ち時間は3分
- 中学&高校は3年制
など
もはや「3」が基準になっている物をあげればキリがありません。
なぜこれほどまでに、数字の「3」が使われているのか?
この項目では、人間が「3」に魅了されてしまう理由を3つご紹介します。
多すぎないor少なすぎない選択肢
選択を迫られる際、物事を比較する際の数は「3」である場合が多いです。
これは、人間は選択肢が2つだと「YES」「NO」極端すぎて嫌う傾向がある
選択肢が4つ以上だと、多すぎて決めるのが難しくなります。
つまり、人間は何事においても「3つの選択肢」を好む傾向があるのです。
「〇〇の成功例3選」「〇〇アイテムBEST3」など、数字の3は目に留まりやすいなワードなので書籍や広告で多用されます。
3つは記憶しやすい
覚えられるのは「3つ」まで
物事を覚えておく際に必要なのが「記憶力」ですが、多くの人は沢山の物事を覚えておけません。
例として、遠足の持ち物を用意する際、学校で持ち物を言われても、家に帰ったら「しおり」を見直さないと持ち物を用意できないはず。
つまり、人間が努力をせず物事を覚えておける数は「3つ」までです。
確かに、覚える事が4つ以上だと何か1つ忘れそう…
人間は「3」で構成されている
人間を構成する3つの要素
- 肉体
- 精神
- 魂
この3つから成り立っています。
つまり、人間を構成する要素が「3つ」なので、自然と3に惹かれてしまう訳です。
これはもはや、無意識領域の話であり、人間の本能と言えるのでしょう。
人間の限界も「3」が関係している?
サバイバルの世界で「3の法則」があるのですが
サバイバルにおける「3の法則」
- 「3分間」空気がないと生きられない
- 「3日間」水を飲まないと生きられない
- 「3週間」食べないと生きられない
全て「3」が区切りになっていて、人間の生命は「3」が大きく関係しているのです。
72時間(3日)の壁
災害時「72時間(3日)の壁」と言う用語があります。
これは、災害が起きてから72時間(3日)を過ぎると、生存者の割合が著しく下がる統計があることを意味しています。
72時間(3日)で死亡率が上がる原因は、食糧&水の影響もありますが、精神も72時間(3日)以上は耐えられないからではないか?と言われています。
人間の命のデッドラインが72時間(3日)である理由も、人間が「3」で構成されているからですかね?
私はそうだと思っています。
数字の「3」は人を騙す?
ここまで、3が持つ力について解説しましたが、3に力があると言うことは、その力を悪用することもできてしまうのです。
気がついたら、数字の「3」に騙されているかも?
ここでは、数字の「3」に隠されたトリックを3つご紹介します。
値段設定の落とし穴
値段設定が3択の場合、人間は「中間」の値段を選んでしまう可能性が高いです。
例として料理のコースを選択する際
- 松・1200円
- 竹・1000円
- 梅・800円
↑確かに、中間の「竹」は高すぎず、安すぎず、ちょうど良い感じがします。
その「ちょうど良い」と感じてしまうのが、3が持つ力と言えます。
松竹梅の法則
3つの選択肢の中から、無意識に中間を選んでしまう事を「松竹梅の法則」と呼ばれます。
人間は極端な選択肢を避ける傾向があるので、中間の選択肢を選んでしまうと言われています。
実際に「松2」「竹5」「梅3」の比率で人間は選んでいるデータもあるほど。
店舗側は「中間」が一番利益になるシステムにする
店舗側は中間の竹が一番選ばれやすいことが分かっています。
そのため、中間である「竹」を選択すると店舗側が得をするシステムになっている可能性が高いです。
例として
- 松・1200円の原価は「800円」
- 竹・1000円の原価は「500円」
- 梅・800円の原価は「400円」
↑竹と梅の原価率は同じですが、単純な収益は竹のほうが高いので「竹」が一番利益になる。
結果「竹」を選ぶと店舗側は得をするけど、消費者(お客さん)側は損をすることに…
一番売れるって分かってるならそうなりますよね。
料金で3択を迫られた際の注意点
お財布事情がよろしくない場合は、迷わず「梅」を選びましょう。
「みえ」で選択するのは一番良くありません。
本当に今必要としている物は何か?冷静に判断した上で選ぶべきだと思っています。
人の印象が決まってしまう
人の印象とは
人を判断する上で一番大事なのは、その人の「性格」だと思っていますが、残念ながら人間の本能はそうもいきません。
例として以下のデータがあります。
人の印象が決まる時間
- 人の見た目は3秒で決まる
- 人の声の印象は30秒で決まる
- 人の雰囲気は3分で決まる
「3」が区切りになって、その人の印象が決定付けられてしまうのです。
↑これも、人間が「3」で構成されている事が関係しているの?
私はそうだと思っています。
残念な事に「人は見た目で決まらない」が通用するのは、ごく僅かな人だけかもしれません。
もし、性格が良い人でも、3秒or3分or30秒の時間で良いと思われないと、良いと思われずに終わってしまうことになります。
しかし、3秒or3分or30秒の間で「良い」と思われれば、性格に難があっても好印象を持たれる可能性がある訳です。
モンティ・ホール問題
パラドックスの1つである「モンティホール問題」
モンティ・ホール問題は、一見すると確率は三分の一だけど、条件によって確率が変わる、人間の心理の弱点を付いたパラドックスです。
モンティ・ホール問題は、選択肢が3つでなくても成立しますが、選択肢が3つだからこそ騙されやすい&惑わされやすい結果になっていると言えるでしょう。
数字の「3」の弱点&デメリット
騙されるは別として、数字の「3」には大きなデメリットも存在します。
数字の「3」のせいで色々と不都合な状態になってしまう。
ここでは、数字の「3」に隠されたデメリットをご紹介します。
10÷3=割り切れない
「3」最大の弱点は、10進法だと10で割り切れないことでしょう。
10÷3=3.3333…
人間にとって数字の「3」は特別で馴染み深いのに、普段使用している10進法で割り切れない点は致命的な弱点。
綺麗に3等分できない結果、争いの火種になってしまう可能性もあります。
そのため、人間は10進法ではなく12進法を使った方が良いのでは?と言う説もあるほど。
もし、人類が12進法を使用していたら、争い事が少なくなり、戦争の発生リスクも低かったかもしれません。
中間は「結論」にならない
3択の場合は、どちらでもない「中間」が存在します。
中間がちょど良いと感じる人もいますが「中間」は曖昧な選択肢なので結論になりません。
物事を決める際「YES」 「 NO 」「 どっちでも良い」の3択だと、中間の選択肢が邪魔して中々結論がでない可能性もあります。
確かに「どっちでも良い」が一番困る時ってありますよね。
まとめ
数字の「3」は、今現在も私たちを魅了し続け、そして惑わし続けます。
本記事を読んだ方は、身の回りにある「3」のトリックを見つけてみてはいかがでしょうか?
この記事を読んだ方は、ぜひ「3」に惑わされない人生を送ってほしいと思っています。
自分が「本当に良い」と思った道を選んで生きて行きたいです。
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