MENU

火星に生命はいる?水や生物の痕跡は本物か?それとも幻か?

火星 生命

火星には「水」や「大気」が存在し、地球と共通点が多い惑星です。

そして、火星には生命に誕生に必要な要素もあるので、生命がいても不思議ではないと述べる研究者が数多くいます。

現状、火星に生命は発見されていませんが、生命存在の痕跡はいくつか発見されました。

では、その痕跡とはなにか?

パラバース博士

今回、火星の生命の可能性について詳しく解説させて頂きます。

パラバース博士

本記事を読めば火星の生命に関する秘密が全て明らかになるはずです。

目次

そもそも、火星とは

直径6,779 km
表面温度昼 20℃
夜 −140 ℃
重力地球の
0.38倍
質量地球の0.1倍
公転周期約678日
(地球時間)
自転周期約24時間37分
(地球時間)

火星は地球の1つ外側に存在し、硬い大地を持つ地球型惑星の1つです。

自転周期(火星の1日)は24時間39分なので地球とかなり近いです

地軸も25.19°傾いているので、火星にも四季が存在します。

火星の大地には酸化鉄(赤サビ)が多く含まれていて、その見た目から「赤い惑星」とも呼ばれます。

少量ですが、二酸化炭素を中心とした大気が存在し、個体の水(氷)も発見されています。

人間は火星で生きていけますか?

パラバース博士

火星は真空同様なので、宇宙服無しでは人間は1分たりとも生存できないと言われています。

火星が生命存在に有利なポイント

パラバース博士

ここでは、火星の生命存在に有利なポイントをいつくかご紹介します。

生命が降り立つ地表がある

例として、金星は高圧力&灼熱の世界、木星は硬い表面がない、結果降り立つことができない。

冥王星のように降り立つ地表があっても、太陽から遠すぎる&極寒の世界&大気が無、では降り立つことが立つことができない。

こうした、環境的な理由で「降り立つ」ことすらできない天体は数多く存在します。

しかし、火星は他の惑星と比べると、降り立つこと自体に大きなハードルは無いので、対策をすれば地球上の生命が火星の地表に降り立つことは可能です。

ヴァイキング1号が撮影した火星の地表
パラバース博士

↑降り立つことができる地表があるだけでも、貴重な惑星といえるのです。

確かに!写真見た限り人間が降り立つことができそう。

(宇宙服必須ですが)

一部地域がハビタブルゾーンの圏内

ハビタブルゾーンとは、太陽から暑すぎない、寒すぎない、ちょうど良い領域のことを指します。

火星の一部はハビタブルゾーン圏内に入っているので、地球と似た生命が存在できる可能性があります。

パラバース博士

ちなみに、ハビタブルゾーンの領域に入っている太陽系の惑星は地球と火星の2つだけです。

(火星はハビタブルゾーンの外側との意見もあり)

あわせて読みたい
条件が厳しい?ハビタブルゾーンの定義を詳しく解説!暑くも寒くもない領域に生命はいるのか? 今回は「ハビタブルゾーン」について解説します。 ハビタブルゾーンとは? 簡単に言うと、地球によく似た生命が存在できる領域の事で 訳すと「生命が住める領域」になり...

生命に必要な3つの要素が揃っている

生命に誕生に必要な3つの要素

  • 大気
  • 有機物

以上の3つは、生命が育むには必要不可欠です。

パラバース博士

特に、火星の「水」の有無は大きな焦点となっています。

火星には広大な海があった?

火星の水が消失していく過程

火星の地表を調査した結果、10億年前に大量の水が存在した痕跡が発見さます。

これは、太古の火星には広大な海が広がっていたことを意味します。

しかし、重力の小さい火星は水を引き留める力が弱く、安定的存在できませんできた。

そして、気化した水(水蒸気)が紫外線によって分解され、宇宙空間に流出してしまったと言われます。

パラバース博士

火星に存在した大量の水も、80%は宇宙空間に流出してしまったと考えられています。

でも、地下に水が存在する?

火星の水全てが宇宙空間に流出してしまった訳ではありません。

宇宙空間に流出しなかった水は、地下に蓄えられている可能性があるのです。

そして、地下に蓄えられた水の一部が、地熱で温められて内部海が形成されていると考えられています。

パラバース博士

地下は地表と比べると過酷な環境では無いため、地下の内部海に生命がいるかもしれません。

現状、火星の生命は未発見

これまで、火星にはいつくかの探査機が送られましたが、生命や生命存在の決定的な証拠は発見されていません。

また、少なくとも火星の地表には大型生物は存在しない?と言われています。

やっぱり、火星に生命も推測の域をでないのね?

パラバース博士

しかし、生命存在の「痕跡」は発見されています。

火星の生命存在の痕跡

パラバース博士

ここでは、火星に生命が存在するorした、かもしれない痕跡を2つご紹介します。

隕石から微生物の痕跡を発見?

電子顕微鏡で見た火星の隕石、生命の痕跡とされる画像

1984年に発見された火星の隕石(アラン・ヒルズ84001)を調査した結果、バクテリアの化石らしき物を確認したとの報告がありました。

否定意見もありますが、もしこれが本当であれば、過去の火星で生命が存在していたことを意味します。

大気中に「メタン」を発見

2003年に火星の大気から「メタン」を発見しました。

不安定な大気であるメタンが火星で確認されるのは大変興味深く、メタン菌のような微生物が存在する可能性が指摘されています。

パラバース博士

などの痕跡が発見されていますが、まだ未解明な部分も多く今後の探査&調査に期待しましょう。

生命にとってハードルになるポイント

パラバース博士

もちろん、火星に生命が育むには大きなハードルもあります。

その1寒冷な環境

赤道付近の温度は最高で20℃になる地域もありますが、惑星全体の平均表面温度は−43℃とかなり寒冷な環境なので、生命存在には厳しい環境と言えます。

その2太陽光が少ない

火星は太陽との距離が離れているので、地球の半分以下の太陽エネルギーしか受けません。太陽エネルギーの恩恵が少ないと生命が存在する可能性も低くなります

その3オゾン層が無い

火星には紫外線を吸収するオゾン層が無いので、火星表面には生命に有害な紫外線が沢山降り注いでいる状態です。

その4地表に有害な成分がある

酸化力の強い化合物が地表に存在し、生命存在のハードルとなっています。

その4磁気圏が弱い

火星の磁気圏が弱く太陽風を防ぐのに十分ではありません。

パラバース博士

これらハードルがあっても、火星に生命が存在できるのか?詳しく分かっていません。

パラバース博士

もし、生命がいたとしても、顕微鏡サイズの「微生物」しか存在できないと言われています。

まとめ

火星は地球から距離も近く、移住先としても注目されているので探査機がどんどん送られる予定です。

そして、月の次に降り立つ地球外の天体は「火星」である可能性も高いので、今後の調査で生命が発見される可能性は十分あります。

パラバース博士

今後の火星探査も要チェックです!

いるとしたら、私が生きているうちに生命が発見されてほしいです!

あわせて読みたい
生命がいるかもしれない天体5選!太陽系における生物存在の可能性とは? 広大な宇宙の中で、地球以外に生命が育む天体は今のところ見つかっていません。 しかし、生命存在の可能性が指摘される天体はいくつか存在します。 では、生命存在が期...
広告
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次