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“とかげ座EV星”とは?太陽の数千倍のスーパーフレアを観測した恒星

今回は「とかげ座EV星(EV Lacertae )」をご紹介します。

小型の恒星ですが、太陽フレアを上回る大規模なスーパーフレアを観測しました。

スーパーフレアのパワーはどれぐらいなのか?

とかげ座EV星はどんな恒星なのか?

パラバース博士

今回は、とかげ座EV星を詳しく解説します。

目次

とかげ座EV星とは

とかげ座EV星の想像図
とかげ座EV星太陽
スペクトル分類赤色矮星G型主系列星
直径約 3,868,611km
(太陽の約0.36倍)
約1,392,700 km
質量太陽の約0.35倍1.989 × 10^30 kg
表面温度約3,100℃約5,800℃
光度太陽の約0.014倍1
年齢約3億年約46億年

とかげ座EV星(EV Lacertae)とは?

「とかげ座EV星」は、とかげ座の方向、太陽系から約16.5光年離れた位置に存在します。

比較的近くにある恒星ですが、10等級と暗いため肉眼で観測する事はできません。

赤色矮星に分類され、直径や質量は太陽の三分の一ほどです。

とかげ座EV星の自転速度は時速約16,200〜24,840kmと、赤色矮星の中ではとても早く、誕生から約3億年しか経っていない若い恒星と考えられています。

ちなにみ、自転速度が大きく開いている理由は、地軸が60度以上傾いているからと言われます。

パラバース博士

3億年と聞くと長く感じますが、赤色矮星の平均寿命ま1,000億年〜数兆年なので、とかげ座EV星は生まれて間もない恒星と言えるでしょう。

人間で言うと、生後数時間〜数日って感じですかね?

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閃光星の1つ

とかげ座EV星は「閃光星」と呼ばれ、短時間で急激な光度の変化を起こしています。

光度が急激に変化している理由は、表面で発生しているフレア(爆発)が原因です。

パラバース博士

つまり、天体の光度を変化させてしまうほど大規模なフレアが発生しているのです。

とかげ座EV星のスーパーフレア

2008年観測衛星よって、とかげ座EV星から大規模なスーパーフレアを検出しました。

検出したスーパーフレアは、太陽フレアの数千倍のエネルギーを持つほど大規模なものでした。

パラバース博士

実は、太陽より明るいフレアが観測できた例はとかげ座EV星が初めての事でした。

パラバース博士

しかし、とかげ座EV星のスーパーフレアは地球から距離が離れているため肉眼で観測する事はできませんでした。

スーパーフレアが発生している理由

とかげ座EV星は超高速の自転によるダイナモ効果で、4,000ガウスの強力な磁場を発生させています。

(地球の磁場の強さは約0.5ガウス)

この強力な磁場によって恒星内のガスが刺激され、スーパーフレアを発生させていると考えられています。

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とかげ座EV星の惑星「EV Lacertae b」とは

とかげ座EV星には「EV Lacertae b」と言う惑星が発見されています。

EV Lacertae bは、硬い地表がないガス惑星で、直径&質量は木星より大きめ。

主星近くで公転しているため、表面が熱せられたホットジェピターの1つと思われます。

表面が高温に熱せられているため、生命は存在しない可能性が高いです。

まとめ

今回はなぜ「とかげ座EV星」を解説したんですか?マニアックな天体だな〜?思いまして

パラバース博士

それはもちろん!

とかげ座EV星の想像図
パラバース博士

↑この画像がとても美しく、個人的に好きだからです!

なるほど。

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