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「衛星」ってどんな天体?特徴や種類を解説【小学生でも分かる】

衛星 特徴

惑星の周りを回る天体「衛星」

衛星と言えば「月」を思い浮かべますが、

そもそも衛星ってどんな天体なのか?

惑星との違いは何か?

詳しく知らない方もいるはず。

パラバース博士

今回は、衛星の特徴&詳細を詳しく解説します。

目次

衛星ってどんな天体?簡単に解説

衛星とは

  • 惑星&準惑星&小惑星の周りを回っている
  • ある程度の大きさがある
  • 環(輪)ではない

本当はもっと細かな定義がありますが、難しくなるので割愛します。

パラバース博士

人工衛星も「衛星」と名がつきますが、本記事では天然の天体である「自然衛星」について解説します。

惑星との違い

恒星の周りを回っているのが「惑星」

その、惑星の周りを回っているのが「衛星」です。

準惑星or小惑星の場合もあり
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月は絶対に「衛星」

かつて、月はその大きさから、金星や火星と同じく「惑星」として扱われてきました。

しかし、地球の周りを公転している事が明らかになると、月は地球の衛星として扱われるようになったのです。

パラバース博士

直径&質量が大きくても、惑星or準惑星or小惑星の周りを回っている時点で、衛星に分類されるのです。

パラバース博士

ちなみに、太陽の周りを公転している天体は惑星or準惑星or小惑星に分類されるので、太陽に衛星は存在しません。

衛星と環(輪)の違い

土星の環(輪)の想像図

土星などの天体に存在する環(輪)も、惑星の周りを回っている点は衛星に似ています。

しかし、サイズが小さすぎるので衛星に分類されません。

あの、環(輪)が沢山集まって大きな塊になると、衛星になるんですか?

パラバース博士

その通り!つまり、環(輪)は衛星になりきれなかった存在と言えます。

衛星の種類(太陽系)

パラバース博士

ここでは、太陽系内で有名な衛星をいくつかご紹介します。

「月」は地球の衛星で、人類が唯一訪れた事のある地球外天体です。

地球との直径比率がとても大きく「惑星のような衛星」と呼ばれる事もあります。

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ガリレオ衛星

木星の大きさと比較。上からイオ・エウロパ・ガニメデ・カリスト

4つのガリレオ衛星

  • イオ(木星の第1衛星)
  • エウロパ(木星の第2衛星)
  • ガニメデ(木星の第3衛星)
  • カリスト(木星の第4衛星)

1610年ガリレオ・ガリレイによって発見された4つの衛星です。

地球外惑星の衛星で初めて発見された衛星でもあります。

全て直径3,000〜5,000km以上ある巨大衛星です。

タイタン

土星の第6衛星

タイタンは、太陽系の衛星の中では唯一濃い大気を持っています。

地表には液体メタンの海が安定的に存在していて、地球外生命の存在が期待される天体です。

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トリトン

海王星の衛星

トリトンは、主惑星の自転とは逆方向に自転(逆行軌道)する珍しい衛星です。

逆行軌道の衛星はいくつか発見されていますが、トリトンほど巨大な逆行軌道の衛星は他に例がありません。

根拠に乏しいですが、生命存在の可能性もあります。

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カロン

冥王星の第1衛星

準惑星の衛星に分類され、惑星以外の衛星の中では最もサイズが大きいです。

衛星の衛星「孫衛星」とは

準惑星or小惑星の場合もあり

衛星の周りを回る天体を「孫衛星」と呼ばれます。

孫衛星が安定的に存在するには、極めて厳しい条件が必要と言われています。

孫惑星は、太陽系、太陽系外惑星でも発見されていないので、仮説上の天体です。

「衛星」の名前の由来

衛星の意味とは

衛星の英語名は「satelles」であり、これは日本語で従者(共にする人)を意味します。

衛星は常に惑星と共にしているので、satellesを和訳して「衛星」と呼ばれる様になったのです。

まとめ

惑星or準惑星or小惑星は太陽の周りを回る子供のような存在。

さらに、その惑星or準惑星or小惑星の周りを回る「衛星」は孫のような存在と言えるでしょう。

パラバース博士

観測技術の向上で、太陽系外惑星の衛星も続々発見されています。

パラバース博士

もしかしたら、生命が存在する衛星が発見されるかもしれません。

新しい衛星の発見、楽しみのしてます!

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